入団直後は倒れこみ、嘔吐することも。福浦選手が開花したきっかけ、気持ちの変化

2018.9.17(月) 10:53 パ・リーグ インサイト マリーンズ球団広報 梶原紀章
1997安打目となる適時打を放つ千葉ロッテ・福浦選手※球団提供

1997安打目は貴重な先制タイムリーとなった。ZOZOマリンスタジアムのスタンドが超満員に膨れ上がった9月16日のイーグルス戦。ファンのお目当ては偉業達成を目前に控えている福浦和也内野手だった。2回。先頭の鈴木が右中間を割る二塁打で出塁し打席が回ってきた。
「(鈴木)大地が先頭打者としていい感じで出塁してくれた。だから積極的にいきたいと思っていた。走者をホームに返せるのが理想だけど、気持ちとして進塁打を打とうと打席に入った。右打ちの意識だね」
マウンドにはこれまで何度となく名勝負を繰り広げてきたイーグルスの岸がいた。初球は外角へのスライダー。バットを出さなかった。2球目。ライトスタンドから応援歌が響き渡り始めた中でストレートを狙う。インコース一杯に投じられた142キロのストレートを強振も空振りで2ストライクと追い込まれた。次は直球か変化球か。そして1球、ボール球を挟むのか。いろいろな状況が想定される中、長年の読みに迷い...

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