9月11日、オリックス戦に先発した埼玉西武の多和田真三郎投手は、111球で9回までを投げ抜き、今季2度目の完封勝利でリーグ単独トップに立つ14勝目を挙げた。
ただ、多和田投手の9月14日現在の防御率は4.14。規定投球回到達者の中ではワースト2位、福岡ソフトバンク・バンデンハーク投手の次に「悪い」数字だ。それでも、14勝は千葉ロッテのボルシンガー投手を抜き、その他の投手を大きく上回ってパ・リーグトップ。自身初タイトルとなる最多勝の獲得も、現実味を帯びてきている。
過去10年のパ・リーグ最多勝投手を調べてみると、2008年の岩隈久志投手(東北楽天)、2011年と13年の田中将大投手(東北楽天)、昨年の菊池雄星投手(埼玉西武)などが、最多勝と最優秀防御率を「W...