「台湾の牛若丸」 台湾プロ野球・統一ライオンズ 陳傑憲選手に独占インタビュー

2018.9.14(金) 12:29 パ・リーグ インサイト
台湾プロ野球・統一ライオンズ 陳傑憲選手(C)PLM

9月に入りシーズンも佳境を迎えるが、早くも「ストーブリーグ」に関するさまざまな話題も増えてくる。国内外の移籍に関する話題により、今年も盛り上がりが予想される中、海外からの移籍組として注目されるのが、台湾プロ野球(CPBL)のLamigoモンキーズ・王柏融選手だ。台湾球界が生んだスーパースターは、2年連続シーズン打率4割、台湾球界初のシーズン200安打達成など、さまざまな記録と実績を引っ提げ、来季からの日本球界移籍が見込まれている。
その王柏融選手と激しいリーグ最多安打争いを繰り広げている一人が、統一ライオンズの陳傑憲選手だ。陳傑憲選手は高校時代、日本の岡山共生高校に留学し、埼玉西武・呉念庭選手をチームメートに持ち、日本の「高校球児」として甲子園を目指していた。その後台湾へ戻り、台湾アマチュア野球の台湾電力に所属。プロ入り後は即座に台頭し、前述の通り台湾球界屈指の安打製造機として、そしてリーグ屈指のナイスガイとして台湾プロ野球を盛り上げている。

参考にしているのは「獅子つながり」のあの選手たち

―現在ホームランが昨年(3本)の2倍を超えました。打球を遠くに飛ばす力がついたのか、打撃のスタイルを変えたのか。どちらでしょうか?
(陳傑憲、以下陳)自分の力をさらに発揮するため、去年の秋季キャンプから計画的に体重を増やし、トレーニングコーチに協力してもらって体づくりをしました。そのおかげで、今シーズンはいい結果を出すことができています。
―安打数も現在リーグトップを争っています。「最多安打」は意識し...

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