不用意な四死球、押し出しはなぜ起こる? プロの目で原因を探る

2018.9.13(木) 15:23 Full-Count 山岡則夫
福岡ソフトバンク・五十嵐亮太【写真:荒川祐史】

四死球を止めるのはメンタルタフネスしかない

不用意な与四死球や押し出しほど、明暗がはっきりするものはない。攻撃側は労せず進塁したり得点を挙げ、当然、守備側の落胆は大きい。トップ・オブ・プロ、最高峰のプロ野球でもよく見かける風景。意図しない与四死球は、なぜ起こってしまうのだろうか。
「MLBにはコントロールが粗い投手もいる。今もそうだろうけど、四球を出し始めると止まらなくなるような投手もいましたね。長く野球をやっていると四死球や押し出しを出すこともある。押し出しは技術的なことも、もちろんある。だけど任されてマウンド上に上がっているからにはそういうことは言ってられない。普段はもちろん、技術的に乱れている時こそある意味の開き直り、というかそういうものも必要な気がする」
日本人初のメジャーリーガー、マッシーこと村上雅則氏。64-65年にMLB通算5勝9セーブ。NPBでも18年間で103勝30セーブ...

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