8月の戦いを終えたプロ野球はリーグ優勝から順位争い、個人タイトルレースまでも佳境を迎えた。注目が集まるのは一軍で活躍する選手のプレーだが、ファームで牙を研ぐ選手に目を向けても、その個性は実に魅力に溢れている。
「その選手の能力を最大限に発揮できる場所はどこかを常に考えている」のは埼玉西武の潮崎哲也二軍監督だ。リーグ随一の得点力を誇るチームにあって、二軍にも、一軍クラスの打力を秘める打者は少なくない。「野手については2、3年後を目指して、大きく育てたいとも思います」と指揮官は語る反面、一軍の投手陣は不安を残し、二軍から早期の一軍昇格も見られる状況には「チャンスだぞ」と尻を叩く。
長くなりそうな秋の戦いで“ラッキーボーイ”にもなり得るファームの選手達に、それぞれのアピールポイントと注目しているチームメイトを教えてもらった。
#19齊藤大将投手
年齢:23...