8月の戦いを終えたプロ野球はリーグ優勝から順位争い、個人タイトルレースまでも佳境を迎えた。注目が集まるのは一軍で活躍する選手のプレーだが、ファームで牙を研ぐ選手に目を向けると、その個性も実に魅力に溢れている。
今季の東北楽天がシーズン前にさほど新しい選手を獲得しなかったのは、現有戦力への自信のように映った。前年は届かなかったリーグ優勝へ向けて、ファームで結果を残した選手の台頭も計算に組み込まれていたのではないだろうか。池山隆寛二軍監督も「一軍のバックアップを考えながら、特に野手は力強いスイングを一番に内容、結果を求めてもらうアドバイスをしている」と語る。
結果的に一軍は開幕直後から苦しい状況が続いたが、その分、巻き返しへの動き出しは早かった。来季へ向けた準備は急ピッチで進んでいる。そこで、一軍での躍動が期待されるファームの選手達に、自身のアピールポイントと注目しているチームメイトを聞いた。
#45 菅原秀投手
年齢：24...