オールスターが終わり、今日からペナントレースも後半戦に突入。前半戦のパ・リーグを振り返ると新しいスター候補選手の台頭が見られた。中でも埼玉西武のルーキー・源田壮亮選手の攻守にわたる活躍は開幕前の予想を大きく覆した。
トヨタ自動車からドラフト3位で入団した源田選手は、社会人時代から定評のあった堅実な守備でショートのレギュラーを獲得。開幕直後は9番を打っていたが、4月5日のオリックス戦から2番に昇格。以降、1番・秋山翔吾選手と3番・浅村栄斗選手、4番・中村剛也選手をつなぐ役割として打撃でも魅せている。その打撃の持ち味となるのが勝負強さだ。前半戦終了時点の打率は.266だが、得点圏打率で見るとリーグ8位の.307。チームでは浅村選手、秋山選手に次ぐ数字だ。
また、自慢の俊足も生かし、北海道日本ハム・西川遥輝選手と熾烈な盗塁王争いを繰り広げている。リーグトップである西川選手の25盗塁にあと1と迫る24盗塁。25盗塁に到達すれば、1953年の豊田泰光氏、1981年の石毛宏典氏の持つ球団新人盗塁記録に並ぶ。この球団記録の更新はほぼ確実であり、新人での盗塁王獲得にも期...