ダメージの大きい敗戦となった。楽天が18日の試合でオリックスに大敗。QVCマリンで埼玉西武が千葉ロッテを下したことで、5月10日以来、再び最下位へ転落。今季3度目の4連敗を喫した盛岡での一戦。絶対エース・則本投手の大乱調が響いた。
修正できずに、打たれまくった。2回1死、T‐岡田選手に右中間へソロ本塁打を浴びると、2死から4連打でこの回3失点。さらに3、4回も立ち直れず、あっさりと相手に先発全員安打を許すなど計14安打10失点。奪った三振はわずかに2と、本来の姿は影を潜めた。「今日は何も言うことはありません。それだけです」。降板後は、厳しい表情で言葉を絞り出した。試合後の梨田監督も「初めて見た」と残念がった投球。エースでも、悪い流れを止められなかった。
さらに精神的支柱にもアクシデント。初回2死、糸井選手のファウルチップが捕手・嶋選手のミットを直撃。ミットの上からではあるが苦悶の表情を浮かべ、ベンチへ下がった。そのまま川本選手に交代。ここまで主将としてチームを引っ張ってきた男。今後に影響するケガとなれば、チームにとっても...