気温が30度を超えた埼玉県のメットライフドームで、埼玉西武と千葉ロッテの第11回戦1戦目が行われた。先発は埼玉西武が多和田投手、千葉ロッテがスタンリッジ投手。多和田投手は6月28日の前回登板で6回途中3失点と試合を作ったものの、チームは黒星を喫した。今日の試合開始前時点で防御率は7.71。打線の力も借りて、今季初の白星を手にしたい。対するスタンリッジ投手は、5月17日を最後に一軍登板から遠ざかっていた。球宴前最後のカードで、本来の投球を取り戻したいところだ。
試合が動いたのは2回表だった。2死から6番・角中選手が安打を放ち、盗塁を成功させる。多和田投手の暴投でも進塁し2死3塁とすると、7番・中村選手が先制適時打。2死から相手バッテリーの隙に付け込み、千葉ロッテが1点を先取した。
さらに3回表にも、先頭の田村選手が安打を放ち、続くサントス選手も出塁に成功。2番・加藤選手が犠打を決めるなどして2死2,3塁の場面で、4番・パラデス選手が、多和田投手の初球を左中間へはじき返す2点適時二塁打を放つ。「今日は打てるボールが来たら積極的に行こうと思っていたよ。それが良い結果に繋がったよ。前半戦も残り3試合。全部勝ちたいデス」と語る好調な4番の一打で、千葉ロッテが早くも3点のリー...