7月9日、オリックスの若き大砲候補・吉田正選手が、満を持して今シーズン初の一軍昇格を果たし、初出場となった今日の試合でこれ以上ない結果を残した。
チームが4連敗を喫している中、本拠地で迎えた千葉ロッテとのカード3戦目。3番・指名打者としてスタメン入りすると、0対0で迎えた3回裏、2死満塁の絶好機。千葉ロッテの石川投手の4球目の直球を鋭く振り抜いて中前に運び、試合の均衡を破る2点先制適時打を放つ。結果的にこれが決勝点となり、試合は4対0でオリックスが快勝を飾った。
昨シーズン、芸術的かつ豪快なフルスイングで、オリックスファンのみならず数多くのプロ野球ファンを魅了した吉田正選手。プロ2年目の若者とはいえ、逸材であることは間違いなく、待ち望まれていた一軍昇格ではあった。しかし、復帰戦ですぐさま今日のような結果を残すのは容易ではなく、その不安を覆して結果を出したことからもその器の大きさは計...