【試合戦評】終盤に追い付かれた楽天が、アマダー選手の殊勲打で取り返す。埼玉西武に粘り勝ち

2017.7.8(土) 00:00 パ・リーグ インサイト

昨日の試合では、埼玉西武の菊池投手に抑え込まれて、完封負けを喫した楽天。この敗北により、福岡ソフトバンクにリーグ首位の座を明け渡すことになった。このまま良くない流れに吞み込まれないためにも、今日の試合では気持ちを切り替える必要がある。大事な先発のマウンドを託されるのは、今季安定した投球で幾度もチームを救ってきた美馬投手。前回の登板では6回途中10失点と崩れたが、それを引きずることなくこの要所を締められるか。
対する埼玉西武の先発は、自身初の6月度「日本生命月間MVP賞」を受賞した十亀投手だ。本人は会見の場で野手への感謝を口にしていたが、6月、先発投手としてリーグトップの3勝を挙げられたのは、打線の好調さもさることながら、十亀投手自身の安定感あればこそ。今日も投打を噛み合わせて、エースが決めた完封勝利からの良い流れを引き継ぎたい。
初回、両先発投手は走者こそ出すものの、後続を断って無失点。さすがの立ち上がりを見せ付ける。しかし2回裏、突如十亀投手の制球が乱れ、楽天打線がその隙に付け込んだ。先頭の銀次選手と、6番・聖澤選手が連打で出塁し、1死から8番・三好選手が四球を選ぶ。2死満塁で1番・島内選手が押し出し四球を奪ってまず1点を先取すると、続くペゲーロ選手が適時内野安打。楽天が2点の先制...

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