2回無失点の好投、サヨナラ勝ちのため秋山から三振を奪ったボールを“代理”の記念球に
26日の埼玉西武戦で8番手として登板し、2イニングを無失点に抑えた中田賢一が、グラシアルのサヨナラ弾でプロ通算100勝を達成した。
通算100勝目は思わぬ形で達成された。中田は8番手として延長11回から登板し、2イニングを無失点。11回は四球とヒットでピンチを背負ったが、松井稼頭央を三振に斬って乗り切ると、12回は3者連続三振の好投で、この日の埼玉西武の勝ちを消滅させた。その裏、グラシアルの劇的なサヨナラ満塁弾でチームが勝利したことで、中田に100個目の白星がついた。
この日は互いに点を奪い合って迎えた延長戦での登板。100勝を意識することなく「本当に1人1人、1球1球、後悔のないように投げました」と語る。「今季で一番気合が入った状態でマウンドに行きました。気持ちは高ぶっていましたが、高ぶりつつも抑えるところは抑えていけたと思います」と、ベテランならではマインドコントロールで2イニングを...