宮崎県宮崎市生目の杜運動公園で行われた福岡ソフトバンクの春季キャンプ。そこには、臨時コーチとして練習を見守り、時には選手にアドバイスを送る、OBのバンデンハークさんとズレータさんの姿があった。
年代は違えど、ともに福岡ソフトバンクの中心選手として活躍し、ファンからも愛された二人。引退後はどこで何をしているか、気になっているファンの方も多いだろう。そこで、今回はお二人の現在について、そして野球を通じた国際交流やデータ野球に対する考えを聞いた。
引退後は、それぞれのキャリアを生かして活動
バンデンハークさんは現在、メジャーリーグのコンサルタントとして働きながら、自身のキャリアを生かして幅広く活動しているという。
「ヨーロッパを周り、指導者へのコーチング指導や、ヨーロッパの選手のスカウトなどをしています。以前は、スカウトした選手を(MLBロンドンシリーズに先駆けて行われた)ヨーロッパの育成トーナメントに連れて行き、そのトーナメントはMLBのショーケースにもなりました。また、母国・オランダの企業に対してスポーツに関する講演や、野球のクリニックを実施したり...