年間成績は元祖「おかわり君」に迫るペース。新4番は先代に追い付き、そして追い越せるか

2018.8.18(土) 16:36 パ・リーグ インサイト 望月遼太

その豪快なスイングから放たれる規格外の弾道は、もはや説明不要の領域に突入していると言えそうだ。埼玉西武の山川穂高内野手が、2冠王を視野に入れるペースで本塁打と打点を量産している。本塁打王6度という球史に残るレベルの実績を持つ中村剛也選手から獅子の4番の座を受け継いだ大砲は、ここからさらにペースを上げ、先代を超えるほどの驚異的な成績を収められるだろうか。
中部商業高校、富士大学を経て2013年のドラフト2位で埼玉西武に入団した山川選手は、1年目からイースタンの本塁打王を獲得し、一軍でもいきなり2本塁打を放ったものの、打率.100とプロの壁に当たる形に。翌年はわずか1打席の出場に終わってしまうが、2016年にはわずか49試合で14本塁打を放ち、持てる長打力の一端を示してみせた。
続く2017年も序盤から出場機会を得たが、打率.111と極度の不振に陥って4月末に一軍から遠ざかることに。7月頭に再び一軍に合流してからも約1カ月は打率2割前後を推移していたが、8月に入ってからついに覚醒。8月2日から5日までの4日間で10安打を放つ固め打ちを見せ、長打力と確実性を併せ持ったバッティングを一軍の舞台でも発...

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