「●●選手がホームランを打ったら負けない」という"不敗神話"は、プロ野球の世界においてこれまで幾度となく生み出されてきた。今季のパ・リーグもその例外ではなく、現在3人の選手が同様の「神話」を持っているようだ。そこで、今回はパ・リーグ6球団に所属している選手の本塁打とチーム成績の相関関係について、特筆すべき結果を残している選手たちを紹介していきたい。
北海道日本ハムの西川選手は今季9本塁打を放っているが、同選手がホームランを記録した試合でチームは9戦全勝。リードオフマンとしてチームを勢いづける役割を果たしていると言えそうだ。また、同僚の清水選手も今季6本塁打とサンプル数は少ないものの、同じく一発を放った5試合ですべて勝利と「不敗神話」を継続中。扇の要を担う機会も多い伏兵の一打は、チームにとっても小さくない意味を持っているようだ。
また、埼玉西武の栗山選手も「不敗神話」を保っている選手のひとりで、今季本塁打を放った5試合すべてでチームが勝利を収めている。今季はまだ5本塁打とその本領を発揮しきれてはいないが、経験豊富なベテランの存在は首位を走るチームにとっても頼もしいものとなっているのか...