防御率0.00を誇る楽天の「サブ」。プロ7年目、2度目の歓喜のために

2017.6.26(月) 00:00 パ・リーグ インサイト 馬塲呉葉

楽天の「サブちゃん」こと、プロ7年目の福山投手。持ち前の明るいキャラクターでチームを盛り上げる福山投手は、今季ここまで28試合に登板し25回1/3、3勝0敗、11ホールド、1セーブという好成績。さらに、防御率は驚異の0.00とシーズンの前半戦も終わりに差し掛かるこの時期にあって、許した失点はわずか1点で、自責点は0である。
楽天は6月26日終了時点でパ・リーグ首位を走っており、その強さを支えている大きな要因の一つとして、勝ち試合を確実に拾うための中継ぎ陣の充実ぶりが挙げられる。特にシーズン序盤は、新外国人のハーマン投手、ドラフト5位ルーキーの森原投手、守護神・松井裕投手からなる「勝利の方程式」が大車輪の活躍を見せた。登板数がかさんだことで森原投手が登録を抹消され、ブルペン陣の顔触れも起用法も変更を余儀なくされたが、福山投手はその中でもこれまでと変わらずに鉄壁の安定感を誇っている。
福山投手は、2010年にドラフト6位で横浜に入団。わずか2年で戦力外通告を受け、2012年のオフに楽天に加入した。楽天が球団史上初のリーグ制覇、日本一を達成する2013年に22試合登板で出場機会を増やし、2014年には中継ぎとして65試合に登板するフル回転。その年のオールスターゲームにも監督推薦で選出されるなど大躍...

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