「僕は補欠だった」―愛工大名電時代にサイド転向、埼玉西武十亀の「必要な3年間」

2018.8.11(土) 16:09 Full-Count 岩国誠
埼玉西武・十亀剣【写真:荒川祐史】

イチロー、工藤を輩出した愛知の名門・愛工大名電

今夏で100回大会を迎える全国高校野球選手権記念大会。長い歴史の中で数々の名勝負、ドラマが生まれてきた。今回Full-CountではNPBの選手、コーチたちに甲子園を目指した高校時代を振り返ってもらった。今回は、工藤公康投手(現福岡ソフトバンク監督)やイチロー選手(現マリナーズ会長付特別補佐)など、数多くの名選手をプロ野球に排出した愛工大名電の十亀剣投手(埼玉西武)だ。
2005年、3年春で迎えた第77回選抜大会で優勝。春夏連覇を目指して挑んだ第87回全国大会は、1回戦で長崎・清峰に延長13回で敗れた。そのマウンドにいたのが、2番手として7回から登板していた十亀だった。
甲子園のマウンドには立ったものの、与えられた背番号は「1」で...

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