2年ぶりのCS進出の可能性も十分。課題の中にも光も見えた7月の戦いぶり

2018.8.2(木) 15:59 パ・リーグ インサイト 岩下雄太
千葉ロッテマリーンズ・井上晴哉選手(C)PLM

野球に“たられば”は禁物だが…

7月の千葉ロッテは7勝10敗3分、勝てそうで勝てないというゲームが多かった印象だ。
野球に“たられば"は禁物だが、後半戦最初の3連戦で3連敗を喫した東北楽天戦では、最低でも2勝1敗で勝ち越すことができたのではないだろうか。初戦は8回まで2対1とリードし、3戦目も6回まで2対1の展開。続くオリックスとの3連戦に3連勝していたことを考えると、いずれの試合も逃げ切っていれば、最初の6試合を5勝1敗、もしくは4勝2敗で勝ち越していた可能性はあった。それだけに東北楽天戦での3連敗は非常にもったいないものだった。
その後も、10対10で引き分けた24日の福岡ソフトバンク戦も7回表終了時点で7対5とリードし、サヨナラ負けを食らった26日の試合も9回表終了時点で5対1とリードしていた。勝てるゲームをものにしていれば、7月は勝ちと負けの成績が反対になっていてもおかしくなかった。

不安定だった投手陣

7月に苦しんだ原因は、月間防御率4.80の投手陣だろう。6月4戦4勝、防御率0.99だった石川歩投手は、7月31日の北海道日本ハム戦で0.2回を投げ11安打10失点で、1回を持たずにノックアウトを食らうなど、7月は5試合に先発して0勝2敗、防御...

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