イチローと大谷翔平を巡るMLB公式ツイート、米国で“問題視”されたのは…

2018.7.30(月) 10:27 Full-Count
エンゼルス・大谷翔平(左)、マリナーズ・イチロー

差別撤廃を唱うMLBの“失態”に米メディアも厳しく反応  

27日(日本時間28日)にMLB公式ツイッターが、マリナーズのイチロー会長付特別補佐とエンゼルス大谷翔平投手が握手する写真をツイートし、そこに添えられたキャプションが「人種差別的だ」と問題になった。公式ツイッターではすぐに当該ツイートを削除したが、1日立ってもなおアメリカでは各方面で議論されているようだ。ボストンのテレビ局「NESN」公式サイトでは、「MLBツイッターが人種差別と酷評される」のタイトルで特集記事を掲載した。
そもそもの騒動は、MLB公式ツイッターがイチローと大谷が握手する写真に「スパイダーマン同士が指を差し合うミーム」という言葉を添えたことにある。米人気コミック「スパイダーマン」に登場する場面の中で、偽者スパイダーマンが本物のスパイダーマンと鉢合わせし、互いに指を差し合うものがある。これを受けて、米国ではよく似た人や状況、場所などが同時に存在する場合や、比較する場合に「スパイダーマン同士が指を差し合うミーム」という言葉を使う。つまり、読み方によっては「日本人は見た目が一緒」と解釈される場合もある。
このツイートに気が付いたMLB公式サイトや「ジ・アスレチック」などに寄稿するキム・スンミン氏が「有色人種をもっと雇え」とリツイート。すると、MLBはツイートを削除したが、すでにスクリーンショットなどが拡散し...

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