外崎選手のマイペースな野球人生を書籍で追いかける
埼玉西武の外崎修汰選手が、初の自伝『マイペースでいいじゃん!』(ベースボール・マガジン社)を、5月22日(水)に上梓。今季2年目となった「パテレアンバサダー」について言及あり、しかも発売前にもかかわらず重版がかかるほど、ライオンズファン待望の一冊らしい……との噂を聞き、さっそく手にとってみた。
外崎選手といえば、代名詞が多い選手である。老若男女が唱和する「アップルパンチ」に、「パテレ」でおなじみとなったコミカルな動き、ゴールデングラブ賞2度の受賞歴を持つ堅実な守備やシュアなバッティング、4年連続20盗塁以上を記録とチームへの貢献度も高い。
だが、外崎選手が自分自身を表すなら、本のタイトルにもなった「自他ともに認めるマイペース」だという。「『まあ、仕方ないよ』と思える性格が良かったのかもしれません」とあるように、本書で綴られるエピソードからは自分の軸を持ちつつも、素朴で素直、周囲の選手やスタッフに気を配れるやさしい人柄が...