最終回に登板したクローザーが抑えるか否かでチームの勝敗が決まる。"守護神" と形容される抑え投手は、プレッシャーのかかる場面での登板、回跨ぎ、連投など、チームの勝利のために腕を振り続ける。
今回は、おうちの守護神・火災報知器メーカーの「ホーチキ株式会社」とパーソル パ・リーグTVのコラボレーション動画から、チームにとっての絶対的守護神、あるいは守護神候補として今季活躍が期待される投手を紹介していく。
涙のプロ初セーブ。北の大地の剛腕
北海道日本ハムの守護神として、昨季はチーム最多の25セーブを挙げた田中正義投手。昨季は4月26日の対オリックス戦でプロ初セーブを達成し、お立ち台では涙、涙。その姿に心を揺られたファンも多いはず。今季も1年を通して守護神の座を守り抜き、昨季以上の記録に期待したい。
先発から転向の杜の都の新守護神!
昨季パ・リーグ最多の39セーブを挙げた絶対的守護神・松井裕樹投手がMLBに移籍した東北楽天。今江敏晃新監督は則本昂大投手をクローザーに据えると名言した。冴えわたるストレートとキレのある多彩な変化球は、1イニングでも有効だろう。杜の都の新守護神としての活躍に期待がかかる
埼玉西武のリリーフ陣の柱。今季復活に期待
増田達至投手は昨季、チーム最多19セーブを挙げたが、防御率は5.45と低迷した。今季は新加入の甲斐野央投手やアブレイユ投手など守護神を争うライバルは多い。もう一度力強い直球を取り戻し、2020年以来のセーブ王獲得に期待だ。
千葉ロッテの鉄腕。今季もチームを勝利に導く
益田直也投手は昨季チーム最多、リーグ2位となる36セーブを挙げたが、シーズン終盤は本来の安定感が欠ける場面も多かった。だが、球界のレジェンドが最終回を投げることの意義や心意気を他の選手や監督は感じているはずだ。今季は1年を通して安定した投球をし、圧倒的な守護神としてチームを勝利に導き、悲願のリーグ制覇、日本一達成に貢献したい。
オリックスが誇る稀代の守護神
3年連続リーグ優勝を果たしたオリックスの守護神は平野佳寿投手。昨季は42試合に登板し、29セーブ、防御率1.13という圧倒的な成績をマークし、10月2日の対北海道日本ハム戦では日米通算250セーブを達成した。40歳で迎えた今季もチームの精神的支柱として、4年連続のリーグ制覇に導きたい。
球威、制球、全てが極上な鷹の守護神
オスナ投手は昨季49試合に登板、26セーブ、防御率0.92と抜群の安定感を見せた。抜群の球威、制球で相手を絶望させる投球に今季も期待がかかる。2020年以来のリーグ優勝、日本一を達成するためには彼の力は欠かせない。今年も「オスナにつなげ」が合言葉になりそうだ。
ここで紹介した選手以外にも各チームの若手守護神候補が、虎視眈々とクローザーの座を狙っている。実績と信頼のベテランか、はたまた勢いとハングリーさの若手か。チームの守護神争いにも注目したい。そしてリーグ優勝、日本一達成の場面で誰が最後にマウンドに立っているのか今から楽しみにしたい。
文・佐藤大暉
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