球春到来、今年もプロ野球のシーズンがやってきた。キャンプ地から飛び込んで来るニュースをチェックしながら、贔屓球団の躍進や推し選手の活躍を願い、首を長くして開幕を待ち望んでいるファンは多いだろう。
台湾プロ野球は日本よりひと足早く、例年1月から春季キャンプがスタートする。これは、台湾では正月をはじめ、伝統的な行事は旧暦で祝う為、旧正月休みの期間(今年の旧正月は2月10日)が毎年異なるからである。キャンプインの時期も、最も早い統一7-11ライオンズが1月8日、最も遅い味全ドラゴンズは1月29日と、各チームで大きく異なる。
台湾プロ野球にとって今年は、2008年以来、実に16シーズンぶりに一軍6球団体制が復活する記念すべき年だ。現地から台湾プロ野球の情報をお届けしているこのコーナー、今回は、昨季、二軍チャンピオンシップとアジアウインターリーグを制覇、今季から一軍公式戦に参入する「第6の球団」台鋼ホークスの開幕前の動きについて、前後半の2回にわけてご紹介しよう。前半は、一軍参入記念セレモニーとキャンプ入りの話題だ。