けん制の多い投手、少ない投手は? パ・リーグ投手のけん制データを覗いてみる

2024.2.2(金) 19:00 パ・リーグ インサイト
福岡ソフトバンク・和田毅投手(左)千葉ロッテ・小島和哉投手【写真:球団提供】

 日頃注目されることが少ないであろう「けん制」。「昨季印象に残ったけん制は?」と聞かれたら、1、2個絞り出すのがやっとかもしれない。
 しかし、例として昨季の走者1塁の場面を見てみると、2512球と少なくない数のけん制球(偽投を除く)が投じられている。そこで今回は、けん制の回数について投手ごとに調査。けん制の多い投手、少ない投手は誰か、全体の傾向とともに紹介したい。

けん制の頻度は2年連続でオリックスが最少。左右別では左投手のけん制が多い

 はじめに、パ・リーグ全体のけん制回数データを見てみよう。
 以下の表は、2022シーズンと2023シーズンにおける、走者1塁(1、2塁など、1塁以外にも走者がいる場合は含まない)での投球数、けん制回数、けん制間隔を示している。けん制間隔は投球数/けん制回数で算出し、「平均して何投球ごとにけん制をしているか」を表している。

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