ホークス甲斐拓也と千賀滉大の“絆” 「お前が打ってくれたら、いい」に応えた一発

2018.7.17(火) 13:58 Full-Count 福谷佑介
福岡ソフトバンク・甲斐拓也【写真:藤浦一都】

初回に山川に2ラン被弾、甲斐が発した「ゴメン」の一言

衝撃的な圧勝だった。後半戦初戦となった16日、本拠地での埼玉西武戦。前半戦を3位タイで終えた王者福岡ソフトバンクの打線が大爆発した。打ちも打ったり21安打16得点。球団タイ記録となる1試合8本塁打の一発攻勢で、打力を武器とする首位の埼玉西武を圧倒した。
試合で自身のキャリアハイに並ぶ5号2ランを放ったのが、甲斐拓也捕手だ。初回、松田宣浩の2ランで勝ち越し、なおも2死一塁で打席に立つと、埼玉西武先発の多和田真三郎から左翼スタンドへと飛び込む2ラン本塁打。リードを4点に広げる一発を放った。
この打席、甲斐の一振りには強い思いが込められていた。「打たれたのは、僕が要求したボールなので。僕に責任がある」。初回、埼玉西武の攻撃でのこと。四球で走者を出した福岡ソフトバンク先発の千賀滉大は、埼玉西武の主砲・山川穂高に手痛い一発を食らった。1ボールからの2球目。甲斐が要求した外角への真っ直ぐがやや...

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