チアリーディングチームがマウンドへ上がり、空高くに舞ったリーダーが上空からボールを投げ下ろす。迎えうつのは、バッターボックスでバットを握ったウグイス嬢だ。ボールが弾き返されると、マスクを外したキャッチャーがカメラを構えてレンズ越しに打球を追った。外野のフィールドでは、警備員や清掃スタッフ、グラウンドキーパーや記者など「球場で働く人」たちが一斉に駆け出す――。
パーソルグループがプロデュースしたCM「パ・リーグ全員野球」編をスタジアムのビジョンで見たことはあるだろうか。パ・リーグに関わるさまざまな仕事の多様性が表現された本CMはパ・リーグ応援特設ページでも確認できる。映像に込められたのは、「パ・リーグで働く全員を応援したい」という想いだ。
一風変わったこのCMは、パ・リーグの熱戦が、グラウンドに立つ選手や監督だけでなく、さまざまな人の仕事によって支えられていることをコミカルに表現している。CMに参加したエキストラは観客役も含めて総勢400名にも上り、コンセプトどおりの「全員野球」が表現された渾身の作品だ。劇中には野球解説者の里崎智也氏も出演し、現役時代さながらのパワフルなバッティングを披露した。CM撮影をとおして最も盛り上がったのは「ウグイス嬢のスイングが想像以上に本格的だった時」との...