埼玉西武の前半戦は打で圧倒した
2018年シーズンの前半戦が終了し、オールスターブレイクに突入。80試合ほどを消化し、埼玉西武が2.5ゲーム差で北海道日本ハム以下を突き放し、4ゲーム差で福岡ソフトバンク、オリックス、千葉ロッテ。さらにその後ろに東北楽天が続いている状況だ。
シーズン開幕直後から首位・埼玉西武の打線の破壊力はずば抜けており、チーム打率の.276、チーム得点の436はともに大差をつけての両リーグトップの数字。一方で、チーム防御率の4.30は同10位と、打高投低で成り立っている今季のチーム状況だ。これは2001年の大阪近鉄がチーム打率.280、チーム防御率4.98でリーグ制覇を成し遂げたシーズンに近いものがあると言える。
さて、タイトルにある、埼玉西武は“4点以上取らないと勝てない”という点に触れていきたい。今季ここまでの46勝を振り返ると、3得点以内で勝利した試合がわずか5試合。得点を奪えば奪うほど勝率が上昇するのは当たり前のことだが、北海道日本ハムは3得点以下で11勝、オリックスは12勝と、わずかな得点でも白星を積み重ねられて...