総投球数は12万球超え。パ・リーグにおける今季の球種割合を調査してみた

2023.11.10(金) 14:00 パ・リーグ インサイト
千葉ロッテ・佐々木朗希投手、オリックス・宮城大弥投手【写真:球団提供】

 前人未到の3年連続投手4冠を達成した山本由伸投手、21世紀初の完全試合を成し遂げた佐々木朗希投手など、投手の活躍が印象的な近年のパ・リーグ。球速や制球力などに加え、投手を語るうえで欠かせないのが「球種」だ。どのバッテリーもさまざまな球種を組み合わせ、打者との駆け引きを繰り返している。バッテリーがどの球種を選択するか、予想して楽しんでいるファンもいるのではないだろうか。
 しかし球種の割合について、実際の数字を眺めたことのないファンは案外多いのではないだろうか。そこで今回は、パ・リーグにおける2023シーズン公式戦(交流戦含む)を対象に、球種割合を調査。どの球種がどの場面でどれほど投げられているのか一部ではあるが紹介したい。

ストレートは全球団40%台。球団ごとに特徴も

 初めに、シーズン全体の球種割合を見てみよう。以下の表は、パ・リーグ6球団について、2023シーズン全143試合を対象に集計したものである。

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