未来の活躍を目指す若手選手、あるいは再起を狙う中堅・ベテランなど、さまざまなストーリーが交錯する2軍、いわゆる「ファーム」。華やかな舞台である一軍とは異なり、メディアに取り上げられる機会も少なく、熱心なファンの中でもさらに熱心なファンが興味を持つものという捉え方をされることが、今までは多かった。
しかし近年、北海道日本ハムや楽天、福岡ソフトバンクがインターネットでファームの試合ライブ配信を行い、少しずつその流れが変わり始めた。今年からは新たに埼玉西武が西武第二球場・西武プリンスドームで行われる試合の配信をパ・リーグTVなどで開始し、千葉ロッテもロッテ浦和球場で行われる試合のインターネットライブ配信を発表。パ・リーグ6球団中5球団が、ファームのホームゲームをインターネットで視聴できる環境を整えた。
そんな少しずつではあるがファンの注目を集めつつあるファームを、パ・リーグ6球団のここまでの成績とともに振り返っていきたい。
楽天が独走中のイースタン。「補殺王」はもう確定!?
20日現在イースタン・リーグの首位をひた走るのが、15勝5敗2分の楽天。チームの中で光っていたのが、一時打率4割超と絶好調だった中川大志選手だ。故障者の続発に伴い4月14日に一軍へ昇格したが、開幕約1ヶ月でのファーム打率.377、出塁率.479はいずれもリーグトップを...
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