【試合戦評】5回に奪ったリードを守り抜き、接戦を制した埼玉西武が今季最多タイの4連勝。

2017.5.16(火) 00:00 パ・リーグ インサイト

先週日曜日の快勝により、パ・リーグ単独3位に浮上した埼玉西武。今日の先発は、直近の2試合では調子を落としている野上投手だが、Aクラスの立ち位置を確かなものにするためにも、さらに連勝を伸ばして勢いに乗りたい。対する千葉ロッテの先発は、5月9日に6回無失点の好投で今季初勝利を挙げたチェン投手。防御率4.76でリーグ最下位に沈むチームの「投」の救世主となれるか。
初回、チェン投手は強力・埼玉西武打線から難なく2死を奪うと、3番・浅村選手に一度もバットを振らせることなく3球三振。文句のつけようがない圧巻の立ち上がりを披露する。一方、野上投手も走者こそ出すものの無失点。両チームの初回は、投手戦を予感させる静かな展開となった。
2回までのチェン投手について千葉ロッテの英二投手コーチは「いい入りができたんじゃないかな。ランナーを溜めての一発は気を付けて、押すところは押して、引くところは引いてね」と、慎重なアドバイス。また、埼玉西武の土肥投手コーチは、序盤の野上投手について「両コーナーにしっかりとした軌道でストレートを投げられている。中盤以降、緩急を使いながら投げていってほしい」と前向きな言葉をかけた。両投手コーチの感触通り、4回まで、スコアボードには次々と0が...

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