【台湾プロ野球だより】統一ライオンズの前期優勝支えたNPB出身者インタビュー(1)/玉木朋孝内野守備コーチ

2023.8.3(木) 07:00 駒田英(パ・リーグ インサイト)
春季キャンプから厳しい指導で選手を鍛え、課題の守備力を向上させた玉木朋孝内野守備コーチ (C)CPBL

 前回の記事で紹介したように、台湾プロ野球の前期シーズンは統一ライオンズが制した。主力外野手3人、いぶし銀の活躍をみせた大ベテラン3人、ローテーションを支えた外国人先発4人、いわゆる「3-3-4」が、統一の前期優勝の鍵と言われたが、統一の優勝の立役者には元NPBの指導者、選手も含まれていた。
 そのうちの一人が、春季キャンプから厳しい指導で内野手を鍛え、昨季、リーグ最下位だった守備率を、前期はリーグ2位へと引き上げた玉木朋孝内野守備コーチだ。
 玉木コーチは、1994年から広島、オリックスで12年プレー、現役時代は守備の名手として知られた。引退後は広島のスコアラーを経て、2011年から昨年まで、12年間に及び広島で一、二軍の内野守備コーチを務め、球界一と言われるノック技術で、田中広輔、菊池涼介の「タナキク」コンビを支え、若...

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