「ライオンズの高木」の系譜を継ぐ存在となるか。その広角打法は魅力十分の、18歳の若武者・高木渉

2018.7.2(月) 21:50 パ・リーグ インサイト 望月遼太
埼玉西武ライオンズ・高木渉選手(C)PLM

後半戦、期待の選手・埼玉西武編

埼玉西武の育成ドラフト1位ルーキー・高木渉外野手が1年目からイースタンで出場機会を得て、シュアなバッティングを武器に活躍を見せている。支配下としてのドラフト指名こそ叶わなかったが、その才能は周囲と比べてもそん色がないことを早くも証明しつつある。育成選手としてプロの門を叩いた若武者が最初の目標に掲げたハードルを越える日は、もうすぐそこまで近付いているのかもしれない。
真颯館高校では投手と外野手の双方で活躍を見せた高木渉選手は、埼玉西武から外野手として2017年の育成ドラフト1位で指名を受ける。広角に打ち分ける打撃センスに加えて俊足と強肩も併せ持つ好素材として期待され、入団会見では「最終的に首位打者が目標ですが、自分は育成なので1日でも早く支配下登録になれるようがんばりたいです」と抱負を語っていた。
本人の言葉通り、育成選手にとっての最初の目標は支配下選手登録を勝ち取ることである。そんな中で18歳の若武者は初年度から二軍で存在感を発揮し、持ち味でもある広角打法を随所に披露。ここまで41試合に起用されるなど継続的に出場機会を確保しており、打率.272と高卒1年目の選手としては十二分の打撃成績を...

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