改めて示されたその存在価値。”優勝請負人”の鶴岡慎也は、自らを欲した古巣に栄冠をもたらすか

2018.7.2(月) 15:20 パ・リーグ インサイト 望月遼太
北海道日本ハムファイターズ・鶴岡慎也選手(C)PLM

後半戦、期待の選手・北海道日本ハム編

この男の存在価値の大きさが改めて証明された。そう形容できるシーズンと言っていいはずだ。古巣の北海道日本ハムに復帰した鶴岡慎也捕手が、優勝争いを演じるチームを献身的に支えている。プロ16年目、ファイターズの一員としては12年目。過去7度にわたってリーグを制した”優勝請負人”にとって、再び声を掛けてくれた古巣を頂点へと導くための本領発揮はこれからだ。
樟南高校と三菱重工横浜で捕手として活躍した鶴岡選手は、2002年のドラフト8巡目で日本ハム(現・北海道日本ハム)に入団する。プロ入り4年目の2006年に76試合に出場してチームが日本一に輝くと、その後は主戦捕手のひとりとして計4度のリーグ優勝にも貢献した。
とりわけダルビッシュ有投手との相性は抜群で、鶴岡選手は息の合った意思疎通によって女房役としてエースを支えた。専属捕手として剛腕の持ち味を十二分に引き出していった鶴岡選手の存在が、若くして球界屈指の投手へと成長していったダルビッシュ投手の躍進に寄与していたところは少なからず...

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