辻監督も「寿命が縮まった」救援陣の乱調 埼玉西武を救った木村文紀のサヨナラ弾

2018.7.2(月) 10:16 Full-Count 岩国誠
埼玉西武・辻監督【写真:荒川祐史】

同点直後の9回に値千金のサヨナラ弾、クラシックユニ「ホーム全敗」の危機も救う

埼玉西武のクラシックユニフォーム「ホーム全敗」の危機を救ったのは、12年前に「このユニフォームで1軍へ」と、投手として2軍で日々汗を流していた青年のひと振りだった。
1日の楽天戦。埼玉西武は2点を追いかける4回にキャプテン就任2年目となる3番・浅村の二塁打を皮切りに1点を返し、なおも2死一塁の場面で、この日着用した「クラシックユニフォーム」で2008年に優勝を経験している前キャプテン・栗山が同点打を放つ。さらに、同じく優勝メンバーの中村も適時打。当時を知る男たちがその存在感を示すような連続タイムリーをマークし、3-2と勝ち越しに成功した。
そして5回には、試合後に辻監督が「きょうは浅村だよ」と絶賛した3番・浅村の16号ソロ本塁打でリードを広げると、7回には4番・山川が今季両リーグ最速の20号2ラン。さらには栗山の4号ソロが飛び出すなど、新旧主力選手揃い踏みの活躍で7-3に。この勢いでクラシックユニフォームのホーム初勝利をスタンドを埋め尽くす満員のファンへ届ける...

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