プロ23年目。チームに光をもたらした楽天・松井稼頭央選手の一発

2016.4.14(木) 00:00 パ・リーグ インサイト
楽天生命パーク宮城(C)PLM

安堵の表情でダイヤモンドを回った。楽天・松井稼選手が13日の千葉ロッテ戦(Koboスタジアム宮城)に「7番・DH」でスタメン出場し、4回無死、右翼にソロ本塁打。今季初安打をホームランで決めてみせた。相手先発のイ・デウン投手の直球をすくい上げるようにして弾き返し「ようやく1本目がでて良かった」と、ほっとした表情で振り返った。
開幕から「3番・中堅」として期待されていた松井稼選手。だが3月29日に左翼手のウィーラー選手と交錯して右膝を負傷。一軍に帯同したが試合に出ることはなく、この日が11試合ぶりのゲームとなった。
今年41歳になる。野手ではチーム最年長。久米島春季キャンプでの早朝声出し。宿舎近くの浜辺で、海に向かって今季の目標などを絶叫する楽天の恒例行事だ。今年、そのトップバッターを務めたのが松井稼選手だった。「プロ23年目、今年41歳、肉体は伊志嶺よりもまだまだ若い、松井稼頭央です」とあいさつした。「もう一度、初心にかえって、一軍で大きな怪我なく、ペナントレースを戦っていけるように頑張ります」と誓うと、「最後になりますが」とジャージーを脱いでタンクトップ姿に。「今年はこれを着てビールかけがしたいです!」と締めた。2013年、優勝したときにビールかけで着用した服装に、選手からも拍手と爆...

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