自身初タイトル獲得を予感させる、抜群のハイアベレージを記録
オリックスの頓宮選手が6月28日の試合終了時点で打率.340を記録し、パ・リーグの打率ランキングで首位に立っている。吉田正尚選手が移籍し、森友哉選手や杉本裕太郎選手が故障で戦列を離れる時期があった中で、頓宮選手の成長は、今季のオリックス打線にとっても非常に大きな要素となっている。
2022年は北海道日本ハムの松本剛選手が大ブレイクを果たし、打率.347という素晴らしい成績で首位打者のタイトルを獲得。前年の松本剛選手を思い起こさせる活躍を見せている頓宮選手が、このまま自身初タイトルを獲得する可能性も大いにあるはずだ。
今回は、頓宮選手の球歴や各種の指標、ヒットコースやコース別の打率といった、具体的なデータを紹介。覚醒を見せつつあるプロ5年目の強打者が、進化を果たした理由に迫っていきたい(成績は6月27日試合終了時点)。
確実性に課題は残していたが、2022年は貴重な長距離砲として優勝に貢献した
頓宮選手がこれまで記録してきた、年度別成績は下記の通り。