昨季4年ぶりにAクラス入りを果たした楽天。その原動力となったのが、攻撃陣でいえばウィーラー選手、ペゲーロ選手、アマダー選手の“外国人トリオ"、投手陣では則本昂大投手、岸孝之投手、美馬学投手の“先発3本柱"、福山博之投手、ハーマン投手、松井裕樹投手の“勝利の方程式"だった。
しかし、今季はペゲーロ選手が不振に喘ぎ、ウィーラー選手は故障で離脱。救援陣も松井投手、福山投手が開幕から精彩を欠いた。“チームの軸"となるべき選手たちの不調が響き、現在は25勝42敗1分で最下位に。梨田監督が辞任するまでチームは低迷している。
その中でも、“勝利の方程式"と呼ばれる松井投手は現在二軍で調整中。福山投手は一軍に復帰したものの、防御率は7.20と未だに苦しんでいる。松井投手が登録抹消となった6月7日に行われた巨人戦では、本来であれば勝ちパターンの投手を投入する場面も、7回4失点の岸孝之投手が、そのまま8回のマウンドに...