過去にNPB通算250セーブの大台に到達した投手は、長い球史でわずか3名のみ
4月5日、松井裕樹投手が史上最年少となる27歳5カ月で通算200セーブを達成した。現時点の年齢を考えても、名球会入りの条件となる通算250セーブに向けた視界は良好と言えよう。
しかし、過去に通算250セーブを達成して名球会入りを果たしたのは、岩瀬仁紀氏、高津臣吾氏、佐々木主浩氏の3名のみ。クローザーは心身ともに負担が大きいポジションであり、250セーブに到達する難易度は並大抵のものではないことがうかがえる。
今回は、松井投手の球歴や投球スタイルに加えて、過去に200セーブを達成した投手たちの顔ぶれを紹介。「250セーブ」という数字の重みについて振り返るとともに、松井投手の金字塔への到達に期待をかけたい。
(※成績は5月14日の試合終了時点)
高卒2年目でクローザーに定着し、キャリアの初期からセーブ数を積み上げてきた
松井投手がこれまで記録してきた、年度別成績は下記の通り。