外野手出身の監督のうち、複数回の日本一を達成したのはたった一人だけ
監督としてNPB史上5位の通算1565勝を記録。4度のリーグ優勝、3度の日本一に導いた名将・野村克也氏は、「外野手出身に名監督なし」という持論を掲げていた。その言葉が示すとおり、指揮したチームを複数回の日本一に導いた外野手出身の監督は、長い球史においても秋山幸二氏ただ一人となっている。
その一方で、近年のパ・リーグにおいてはその傾向にも変化がみられる。今回は、直近15シーズンにおけるパ・リーグの優勝監督と、Aクラス入りを果たした監督の顔ぶれや、現役時代のポジションをもとに、外野手出身の監督について掘り下げていきたい。
複数回の優勝を経験した監督を2名輩出した唯一のポジションは……
直近15年間のパ・リーグにおける優勝監督の顔ぶれと、現役時代のポジション別の優勝回数は下記の通りとなっている。