今年はライオンズがアツい!「ロイヤルファン」と、愛着を増す「地域住民」と共に8年ぶりの日本一へ

2016.4.1(金) 00:00 パ・リーグ インサイト
(C)SEIBU Lions ※球団提供

メヒア選手が放った鋭いライナーが左中間を抜けると、32,364人のファンで埋め尽くされた西武プリンスドームから割れんばかりの大歓声がドッと沸いた。2016年開幕戦で埼玉西武ライオンズが見事サヨナラ勝ちを決め、多くのライオンズファンが酔いしれた瞬間だった。
3/25(金)~27(日)に西武プリンスドームで開催された2016年開幕シリーズ全3試合には、連日30,000人を超えるファンが来場した。昨年の開幕3連戦の合計観客動員数約79,000人と比較すると、実に18,000人以上も多くのファンが球場に駆け付けたことになる。しかも、チケットは3試合とも前売り完売を記録し、西武プリンスドームは今までにない盛り上がりを見せた。
まだホームゲーム3試合終了時点ではあるが、なぜライオンズはここまで観客動員数を伸ばすことができているのだろうか?

炭谷新選手会長から投げかけられたメッセージ

2015年シーズンオフの契約更改時に、新選手会長に就任した炭谷選手から球団に「開幕シリーズは、西武プリンスドームいっぱいのライオンズファンで埋め尽くし、ファンと共に開幕ダッシュをしたい」という想いが投げかけられた。選手会長と球団が一緒に考え抜いた結果、開幕全3試合において、来場者へオリジナルグッズを配布することが決定した。第1戦目はライオンズの応援必需品である「応援フラッグ」、そして2戦目・3戦目には、「寒さが残る春先の西武プリンスドームでファンの方に少しでも暖かい環境で応援をしてもらいたい」という炭谷選手の発案で、オリジナルフリースが配布されること...

続きを読む

関連チーム記事/TEAM