大谷、右肘内側側副靱帯の損傷でDL入り
右肘内側側副靱帯に2度の損傷があることが判明し、8日(日本時間9日)に10日間の故障者リスト(DL)に入ったエンゼルス大谷翔平投手。7日(同8日)にロサンゼルスで医師の診断を受け、多血小板血漿(PRP)注射と幹細胞注射を受けた。3週間後に再検査を受けるまでノースロー調整を行う予定だが、長期離脱は避けられない。開幕以来メジャーにセンセーションを巻き起こしてきた二刀流の故障に、米紙の名物コラムニストも「エンゼルスだけの痛手じゃない。球界全体の痛手だ」との見出しで特集記事を掲載し、嘆いた。
ベーブ・ルース以来の二刀流に挑んでいる大谷の肘に起きた異変は、米メディアにも衝撃を与えた。早速特集記事を掲載したのは米全国紙「USAトゥデー」電子版だった。執筆した同紙の名物コラムニストのボブ・ナイチンゲール記者は「このニュースに心が張り裂けそうな思いがする。ロサンゼルス・エンゼルスだけにとどまらない。メジャーリーグ全体にとって、だ。エンゼルスの新人スター、ショウヘイ・オオタニは投打で球界を魅了してきた。ベーブ・ルース以来、最高の二刀流選手としてだ」とレポート。球界全体が断腸の思いで包まれていることを伝えた。
また「オオタニはオールスターで最大の見せ場になるはずだった。球宴で打って投げる史上初の選手になるはずだった。だが、少なくとも7月後半までは離脱することになりそうだ。それも、全てがうまくいった場合は、だ」と伝え、球宴出場が絶望となった状況にも落胆の色を...