26年ぶりの日本一へ。オリックスの“変化”と“上積み”に迫る

2022.10.21(金) 22:30 パ・リーグ インサイト 望月遼太
オリックス・バファローズ・吉田正尚選手(C)パーソル パ・リーグTV

オリックスにとってリベンジの舞台でもある

 10月22日、「SMBC 日本シリーズ 2022」が開幕する。それぞれ2年連続でリーグ制覇を果たしたオリックスと東京ヤクルトが、2年続けてあいまみえるかたちとなった。昨季は同じ相手に2勝4敗で涙をのんだオリックスにとっては、これ以上ないリベンジの舞台となっている。
 とはいえ、1年経てばチームは変わるもの。オリックスにおいても、前年から大きく成績を伸ばして優勝に貢献した選手もいれば、前年から成績を落としてしまった選手も存在する。そうしたチーム内における変化は、日本シリーズの趨勢を占ううえでも非常に重要になってくる。
 今回は、オリックスの主力選手の成績がこの2年間でどう変化したのかを、「先発投手」「リリーフ投手」「野手」の3セクションに分けて分析し、昨季からチームに加わった“上積み”について考えていきたい。

主力投手の顔ぶれに大きな変化はないが、タイトルホルダーが待望のカムバック

 まずは、主な先発投手陣の成績について見ていこう。

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