高い前評判の通り、まさに支配的な投球を披露
MLBのセーブ王という実績は、やはり伊達ではなかった。今季途中で千葉ロッテに入団したオスナ投手が、9月12日に8セーブ目をマークした。25試合に登板して自責点がわずかに2、防御率0.72という圧巻の数字を記録。高い前評判に違わぬ、まさに支配的な投球を披露している。
千葉ロッテがシーズン途中に剛腕を補強し、期待通りの活躍を見せる流れはこれが初めてではない。2020年は澤村拓一投手、2021年は国吉佑樹投手と、オスナ投手も含めて3年連続で150km/h中盤を超える速球を持つ投手を補強し、それぞれ勝ちパターンの一角として強い存在感を放った。
今季は国吉投手が制球難もあって登板機会を減らしたものの、オスナ投手がその穴を埋めて余りあるほどの活躍を見せているのは頼もしいところだ。今回は、そんなオスナ投手のMLBにおける経歴や、セイバーメトリクスで用いられる指標に示された長所について、詳しく紹介していきたい。
20歳の若さでMLBのクローザーに
オスナ投手がMLBで記録した、年度別成績は下記の通り。