6月3日、オリックスが巨人に勝利してパ・リーグが交流戦通算1000勝に到達した。シーズンも中盤に突入する時期の戦いは、リーグ内の潮目も変えかねないだけに、ペナントレースのターニングポイントともなり得る。ここでは、多くのドラマが紡がれてきた13年にわたる激闘から、メモリアルな試合を選り抜いてピックアップ。まずは交流戦がスタートした2005年から2011年までをお届けする。
【2005年】
◇5月11日 巨人-オリックス(東京ドーム) 4-4
分配ドラフトによりオリックスへ加入したJP氏が、パ・リーグの投手では14年ぶりとなるホームランを記録する。巨人の内海哲也投手から放ったソロ本塁打は、両軍スコアレスの均衡を破る値千金の一打だった。JP氏はこの年、チーム最多の14勝を...