6月1日、ZOZOマリンスタジアムで行われた千葉ロッテと広島のカード初戦。5月31日の東京ヤクルト戦では打線が9安打を放ちながら1得点とチャンスでもう1本が出ず、交流戦最初のカードを負け越しという形で終えてしまった。
本拠地に戻って巻き返しを図るカード初戦のマウンドを託されたのは、エースの涌井投手だ。前回登板のオリックス戦では7回途中9失点と大乱調で、5点の援護を守りきれず。それまでは前年の不調から立ち直って安定した投球を見せていただけに、このままズルズルと調子を落としたくはないところ。セ・リーグ首位の広島と相対する一戦は、チーム、そして自身にとっても非常に重要なマウンドとなる。対する広島の先発は、大瀬良投手である。
涌井投手は初回に2死1,3塁のピンチを背負うが、ここで田村選手が二盗を刺して女房役としてピンチを救ってみせる。しかし、涌井投手は続く2回表にソロ本塁打を浴びて先制を許すと、3回表にも2本の適時打を許してリードを3点に広げら...