井口資仁監督が本音を語る月連載・交流戦で掴んだ上向きの流れ
3週間にわたった「日本生命セ・パ交流戦」は、東京ヤクルトが4年ぶり2度目の優勝を飾り、幕を下ろした。リーグ別の戦績を見ると、セ・リーグが通算55勝53敗で初めて2季連続の勝ち越し。MVPに輝いた東京ヤクルト村上宗隆内野手に代表される、若き長距離砲の活躍が際立った。
例年にも増して混戦となった交流戦は、勝ち越したのが12球団のうち3球団のみ。パ・リーグで唯一勝ち越し、東京ヤクルト、阪神に次ぐ3位につけたのが千葉ロッテだった。開幕から打線が奮わず、苦しい戦いを強いられていたが、交流戦を戦う中で風向きが変化。直近6試合は5勝1敗と上向きで、交流戦最終戦となった12日の横浜DeNA戦も5-4と競り勝った。
17日からはリーグ戦が再開。今季スローガンに「頂点を、つかむ。」と掲げる千葉ロッテの井口監督は、ここから球宴までの約1か月をどのような期間と捉えているのか。交流戦を振り返りながら、新外国人投手のロベルト・オスナ獲得についてなど、指揮官の目に映る現状について語っ...