野球人口減少を食い止めたい 埼玉西武と埼玉県の18団体が“未経験”の子ども向けイベント

2022.5.3(火) 18:00 Full-Count
埼玉西武などが開催した「埼玉baseballフェスタinベルーナドーム」※写真提供:Full-Count(写真:宮脇広久)

ベルーナドームで1日に開催され、幼児から小6まで1089人が参加した

 野球人口減少を食い止めるために、カテゴリーを超えて結束する。プロ野球の埼玉西武が、埼玉県高校野球連盟や中学生の硬式野球などの18団体とつくる「埼玉県野球協議会」が1日、イベントを初開催した。バットやグラブを手にしたことのない幼児や小学生に野球のおもしろさを伝え、競技人口拡大を目指している。
 子どもたちの笑顔や活気に満ちたイベント開催の背景には、強い危機感がある。幼児から小学6年生までの野球初心者を対象とした体験イベント「埼玉baseballフェスタinベルーナドーム」が埼玉西武の本拠地ベルーナドームで行われ、子どもと保護者合わせて1089人が参加した。
 イベントを主催したのは、3月に設立された「埼玉県野球協議会」。埼玉西武をはじめ、県内の大学や県高野連、中学野球や女子野球など、カテゴリーを超えた19の団体が加盟している。協議会発足後初となるイベントでは、グラブやプラスチック製のバット、柔らかいボールなどを用意。ホームラン競争、スピードガンによる計測、ストラックアウトといった体験を通じて、野球の楽しさを伝えた。埼玉西武の球団経営企画部マネージャー・松本有氏は「こんなに来てくれて、しかも楽しそうにやってくれているので嬉しいです。『野球って楽しい』と思って帰っていただければと思います」と...

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