藤本監督の考えは「内容が悪いヒットは結果にはならない」
福岡ソフトバンクは7日、宮崎春季キャンプで初となるシート打撃を行った。ドラフト2位ルーキーの正木智也外野手が左中間への二塁打、三森大貴内野手や川瀬晃内野手らも安打を放つなど、野手のアピールが目立つ中、藤本博史監督は“結果だけではない”評価方法で選手の見極めを行っていく。
世代交代が積年の課題とされている福岡ソフトバンク。このキャンプでも指揮官は「競争」をテーマに掲げ、若い選手の台頭を促している。レギュラーが確約されているのは柳田悠岐外野手、甲斐拓也捕手、栗原陵矢外野手の3人だけ。若手はもちろん、ベテランも中堅も、チーム内の競争を勝ち抜いていかなければ、試合に出ることはできない。
通常、選手のアピールといえば「結果」だろう。ヒットを何本打った、柵越えを何発放った、オープン戦打率3割を残した、などがその「結果」だ。だが、藤本監督は「結果ヒットになったとかではなくて、内容ですからね」と言う。指揮官が見ているのは「結果」ではなく、1打席1打席ごとの「内容...