鷹一筋15年、高谷裕亮「時が来たのかな」笑顔の引退会見 和田と最後のバッテリー

2021.11.1(月) 13:34 Full-Count 藤浦一都
引退会見に臨んだ福岡ソフトバンク・高谷裕亮(右)と同僚の和田毅※写真提供:Full-Count(写真提供:福岡ソフトバンクホークス)

来季は2軍バッテリーコーチ就任予定

 福岡ソフトバンクの高谷裕亮捕手が1日、PayPayドーム内で引退会見を行った。ホークス一筋15年の高谷は来季の構想から外れ、10月26日に球団から選手契約を締結しないと通告されていた。会見には長年ともにプレーした和田毅投手が登場、グラウンドで“最後のバッテリー”を組むサプライズ演出で送り出した。来季は2軍バッテリーコーチに就任の予定だ。
 高谷は2006年の大学・社会人ドラフトで3位指名を受けて入団。高校から社会人野球に進み、その後浪人生活を経て白鴎大学に入学した異色の経歴を持つ。相次ぐ故障と戦いながら現役15年で643試合に出場。“抑え捕手”を任されるほどの堅実なリードは投手陣からの信頼も厚く、明るい人柄でチームメートやファンからも愛され続けた。
 戦力外通告を受けた26日には「頭の整理ができていない」としていたが、ユニフォーム姿で会見に臨んだ高谷は「考える時間をいただいたこともあって意外とすっきりしている」と笑顔を見せた。「何よりも感謝している」という家族には「僕と同様、戸惑いもあって『正直言うとユニフォームを着ている姿を見たい』と言われたが、ゆっくりと話ができた」とし、「できたとしても長くはないというのは自分の中であった。チームに気を遣ってもらってやっとこの状態。『時が来たのかな』と思った」と引退...

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