北海道日本ハムの救援陣は昨季途中に谷元圭介投手が中日へトレード移籍し、オフはセットアッパーのマーティン投手がメジャー球団へ移籍、守護神の増井浩俊投手もFA権を行使してオリックスへ移籍した。
“勝利の方程式"と呼ばれる投手が抜け、開幕直後は勝ち試合で苦しんだ。4月18日の埼玉西武戦では、8回表終了時点で8対0とリードしていたが、8回に救援陣が崩れ7失点。1点リードの9回に石川直也投手が森友哉選手に2点適時打を打たれサヨナラ負けを喫し、8点差をひっくり返されたこともあった。
救援陣にかなり不安を抱えていた北海道日本ハムだが、5月は10日のオリックス戦でサヨナラ負けを喫した浦野博司投手、13日の福岡ソフトバンク戦で2失点した田中豊樹投手以外は失点しておらず、救援防御率は0.50。開幕直後の救援陣の不安定さを忘れさせるくらい、高いレベルで安...