【MLB】打者・大谷翔平の攻略法はあるのか…元外野手がパワーに驚嘆「成層圏まで達する」

2018.5.16(水) 14:21 Full-Count
エンゼルス・大谷翔平

内外角を問わず広角に打ち分ける打撃に称賛の嵐

ニ刀流の大活躍でメジャーで鮮烈なインパクトを残しているエンゼルスの大谷翔平。規定打席には達していないが、特にOPS(出塁率+長打率)は1.044という超エリート級の数字を叩き出し、レッドソックスのムーキー・ベッツ外野手(1.201)、マニー・マチャド内野手(1.112)、同僚のマイク・トラウト外野手(1.109)、クリス・ブライアント(1.047)に次ぐ、メジャー5傑入りも果たそうという勢いだ。内角攻めも外角攻めもモノともせず広角に打ち分ける23歳に、米メディアでは「この男は全ての観点から野球を支配している。いかにアウトを取ればいいのか?」と、異例の大谷対策を特集している。
投打で圧巻のパフォーマンスを見せている大谷。限定的な起用ながら、打者としてもすでにホームラン5号を記録するなど、衝撃のパワーでアメリカを震撼させている。その打者・大谷を徹底解剖したのは、地元テレビ局「FOXスポーツ」だった。「私が打者としての分析をしてみましょう」と、解説に名乗りを上げたのは、ヤンキースなどで活躍した外野手ニック・スウィッシャー氏だ。
「彼は選球眼の高い打者です。ストライクゾーンの外角のボールはわずか35パーセントしか手を出しません。内角のボールが65パーセントになります。彼はプレートギリギリまでボールを見極めます。彼は打席で何をしたいか完璧に把握しています。そして、一旦自分の狙い球が来れば、絶対に仕留めます。身長6フィート4(約193センチ)、205~210パウンド(約93?95キロ)。しっかりと腕が伸びた状態で捉えられれば、彼は成層圏までボールを運ぶことができます。それがこの場面でやってのけ...

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